12月, 2012年
ニキビの赤みが残ってしまった時
ニキビが化膿してなかなか治らない場合は、ニキビが良くなってもその部分に赤みが残ってしまうことがあります。通常であれば、この赤みが肌のターンオーバーによって、時間が経つごとに目立たなくなってきます。しかし、皮膚の表皮の奥にある真皮に赤みの原因であるメラニン色素が残ってしまっている場合や、そもそも肌のターンオーバーがしっかり行われていない場合は、赤みが解消されることはないのです。こうなってしまっては、自己のケアで赤みを消すことは難しいと言われています。ですから、ニキビ痕の赤みを消す場合には、本格的に医療機関での治療が必要となります。
ケミカルピーリングの効果
ニキビ痕による赤みの沈着を取り除くには、その赤みの原因となっているメラニン色素を除去し、肌のターンオーバーを促進させることが大切です。ニキビ痕の治療は、様々ありますが、中でも赤みに効果が高いと言われているのがケミカルピーリングです。
ケミカルピーリングは、酸性の薬液を肌の状態に合わせて塗布していきますので、殺菌効果が高く、新しいニキビが出来にくくするという効果もあります。治療を継続すると、さらに肌が活性化していきますので、きめ細やかな肌が生まれてきます。
ケミカルピーリング後は紫外線対策が必須
ケミカルピーリング後は、どうしても皮膚が薄い状態になってしまいますので、紫外線などの影響を受けやすくなっています。紫外線はしみやしわの原因ともなりますので、肌が再生されるまでは徹底した紫外線対策は必要です。ただ、紫外線対策を怠らなければ、しつこいニキビ痕の赤みも、肌の再生によって解消してくれるでしょう。
本気でニキビを治したい時の治療法
ニキビは、ホルモンなどの影響で皮脂が過剰に分泌し、毛穴が詰まることで炎症を起こしていることが主な原因です。ニキビは思春期の象徴と言われているように、10代の頃悩まされる以外にも、いわゆる「大人ニキビ」というストレスや生活習慣などでできるニキビもあります。ニキビを治すには、普段の洗顔などのケアや生活習慣の改善など多岐にわたり、さらに完治するまでに長期間必要になるなど、悩みがつきません。このように、ケアをしていても治らないしつこいニキビや、一度治ったニキビでも繰り返してできるようなニキビには、ニキビの根本的治療が必要です。
ケミカルピーリングの作用
にきび治療で最近注目されているのがケミカルピーリングと呼ばれている治療です。ケミカルピーリングは、酸の力で毛穴に詰まった皮脂などを溶かし、ニキビを改善するというメカニズムです。ケミカルピーリングは、皮膚にある表皮の一部を溶かすことで、皮膚の新陳代謝を促し、コラーゲンを生成させる効果もありますので、ニキビ痕が消えない場合にも用いられます。
定期的な治療を
ケミカルピーリングは、その時の肌の状態に合わせて医師が選択して塗布していきます。ケミカルピーリング治療後は、乾燥しやすい状態になりますので、十分な保湿を行い、UVケアにも気をつけなければなりません。本来のみずみずしい肌を取り戻すために、信頼できる医師と相談しながらしっかりと治療していきましょう。