安全で効果の高いケミカルピーリング
ニキビ治療ケケミカルピーリングは皮膚に薬剤を塗って皮膚表面の古い角質層を剥離し、新しい皮膚の再生を促すことによって、ハリのある美しい皮膚を取り戻す方法です。塗布するのには、様々な種類の薬剤が使われています。にきび治療に効果が高く、若々しい肌が再生されるというキャッチコピーが、若い女性の間でブームを引き起こしました。
ケミカルピーリング効果が、美容のカナメと誰もが思ったものです。使用する薬剤はハイドロキシ酸とトリクロロ酢酸がありますが、名前が難しく素人にはなかなか覚えることが出来ません。そこで、サトウキビ、ヨーグルト、りんごなどに存在するフルーツ酸とも呼ばれている、アルファハイドロキシ酸をエステなどでよく使われるようになりました。フルーツ酸という呼び名はかわいらしく、にきび治療に効果が高そうです。
その中でも、サトウキビに多く含まれているグリコール酸を使った薬剤が主流でした。グリコール酸は皮膚の表皮、つまり一番上のごく浅い層にまでしか浸透しないため、副作用は小さくけれど、効果も上がりにくいという問題がありました。皮膚の表皮をはがして、毛穴のつまりをきれいにするという、うたい文句ほどには効果が上がらなかったのです。
その結果、一部エステサロンなどで、強すぎる酸による事故が起きたりしたため、平成１２年１１月から、医師だけが行える医療行為となりました。これにより、ケミカルピーリングは、専門知識を持つ美容皮膚科の医師によって管理され、施術されることになりました。美容皮膚科医による、新しくて、より安全なケミカルピーリングを施術してもらえるようになったのです。
毛穴に詰まった角栓を取り除き、皮膚を再生させる療法は、にきび治療にとても有効です。またそれ以外にも、肌の再生に大きな力を発揮するので、シミ・ソバカス・くすみや肝斑の治療にも効果的です。ケミカルピーリングは人気の、美容皮膚科の受診科目です。にきび治療や美白効果、敏感肌の方への対応。しわたるみなどが気になりだした年代の方への対応等、医者ならではのきめ細かなカウンセリングによって行なわれるケミカルピーリングは、初期の頃とはずいぶん変化してきました。
